取り込みの狙い
訪日外国人旅行者の日本での決済の課題を解決
日本のキャッシュレス化は年々進んできてはおりますが、 都心から少し離れた場所へ行くとクレジットカードや電子マネーが利用できないというケースは少なからずあり、 また訪日外国人旅行者はゴールデンルートから離れた場所にも訪れていることが近年多く、 現金が必要なシーンはまだ多く存在します。 東京クレジットサービスが運営するワールドカレンシーショップは 取扱通貨が21種、全国に30店舗以上(2022年12月末現在)、主要駅の近くにあり、 銀行が閉まった後も営業中の店舗もある為、地方に向かう前に都心で両替を行いたいという旅行者のニーズに応えています。
取り組み内容
全店舗のスポットデータを導入、営業時間などの情報を発信
Japan Travel by NAVITIMEの地図機能にある「外貨両替所」カテゴリに全店舗のスポット情報を連携させることで、 両替所を探しているアプリユーザに東京クレジットサービス様の情報を提供しています。 各両替所スポットに関する情報も、営業時間やアクセス情報、店舗画像を表示して詳細な情報を提供することで、 来店までの意思決定から店舗までの移動をサポートしています。 合わせて、スポット詳細画面に「本日のレートページ」への導線を設けることで、 東京クレジットサービス様の強みでもある良質なレートを訴求しています。 また、店舗情報自体も都度更新を行い、最新の情報を提供しています。
2種類の記事で両替にお勧めの場所や、日本のキャッシュレス事情を情報提供
スポット情報の連携だけでなく、外国人目線で執筆した多言語の記事の制作により、 日本の決済事情に詳しくない旅行者への情報提供、およびお勧めの外貨両替所の情報提供、 両方の角度から東京クレジットサービス様のサービスの魅力を発信しています。 東京クレジットサービス様のWebサイトのリンクを記事に掲載し、 毎月一定の旅行者に閲覧頂くことで認知度向上に有効と感じて頂いています。 アプリの記事からは、ユーザの位置情報をもとに近くの両替所店舗を探すことが可能となっており、 認知頂いた方にさらに利用を促しています。 また、記事はアプリだけでなく、当社Webサイトにも掲載がされます。 一度作成した記事は原則継続的に掲載をする為、長期間記事が公開されることにより、 SEOでの検索流入も獲得することも可能です。 東京クレジットサービス様の記事は2022年9月からWebでの流入も増えており、 Googleで両替所の情報検索している旅行者による閲覧も増えています。 旅行前にはWebでチェック、旅行中はアプリで利用という導線も利便性の高いポイントと捉えて頂いております。
毎月の利用状況をレポートすることで、直近の訪日客の傾向を把握
記事およびスポット情報掲載、それぞれに関して毎月数値レポートをご提供しています。 記事に関しては、言語毎・国籍別の閲覧数をご提供することにより、 両替に対するニーズが今どの属性の訪日外国人旅行者にあるかを把握することが可能です。 スポット情報に関しても、どのスポットが今よく見られているか、 レート情報にも興味を持っていただけているかがわかります。 2022年9月の日本の水際対策の緩和から、アプリのユーザが日本への旅行に関する情報収集を開始したことにより、 記事・両替所スポットに関しても閲覧が増えていることがわかります。
- 各記事の閲覧数推移(PV/UU、2022)
- スポット情報閲覧数推移(PV/UU、2022)
取組みの効果
ご担当者様から
ワールドカレンシーショップの店舗情報をJapan Travel by NAVITIMEと連携することで、 これまでの紙媒体の広告に比べ、国・地域を限定しない不特定多数の外国人に訴求が可能、 また、広告ツールとしてだけでなく店舗誘導ツールとしても有効であるとの考えから導入を決定しました。 また、外国人旅行者にとってニーズの高い両替所の情報を提供することによりインフラ整備にも貢献できていると感じています。 2019年のラグビーワールドカップ時にはプッシュ配信やアンケートの配信もお願いし広告ツールとして利用させて頂き、 両替ニーズ等の情報収集も出来ました。